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施しようのない感情も苦しみも全て私は飼い慣らすこともせずする気にもなれずはやく慣れないまま消えてしまえばいいと思っている
夕日を見て夜になるのが悲しいだとかあどけない感情も全て消え私は夢のことばかり思い出している 夜が来てしまう前に会いたい人など思いつかなくなっている
もう晴れた日の昼間の明るさにさえ救われないような自分ができあがってしまっていて
なんだか幸せそうな人はこんなふうに思ったことがないように見える わからない 私自身私だけの問題であるなら私だってそれがいい
幸せを幸せと思えない苦しさがまとわりついて重たい、重たい
私の悲しさも苦しさもこんなふうに書かず早く死んでしまえばよかったと思えるような程の 言葉にしても私自身の弱さや馬鹿らしさだけで済む話だ 追いつかない
人の音を聞いて普通の声を出すような判断が普通の人はしなくてもいいと知り私は絶望したから死にたい
普通の幸せというものを生まれた時から今まで当たり前に感じている人間がいるということを私は知っているから死にたい